![]() Vol.04 Let‘s Celebrate! 日本では忘年会ラッシュの終盤あたりでしょうか? オランダ(を含め欧米)では、忘年会の習慣はありませんが、12月になるとどこでもクリスマスの装飾でキラキラ、街も人もウキウキ。趣旨は違うかもしれませんが、年の終わりにお祝いするところは一緒です。 2023年はどんな1年でしたか? 私は年初めに移住を決め、9月からオランダに住み始め約4ヶ月か過ぎました。海外移住という夢は叶えましたが、企業経営と同様にゴーイング・コンサーン、つまり私の場合はオランダ在住の状態を継続していくことが大切なので、ずっとオランダに入れるように来年は活動範囲を広げてがんばっていきます。 みなさまにおかれましても、2024年が今年と同様に実りのある年でありますようお祈りしております。本号が今年最後のオランダだよりですが、感想などありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を!! 2023年12月 purplea+ |
サンタクロースって、どこの国の人?さて、クリスマス。クリスマスがキリストの誕生日をお祝いするのはいいとして、サンタクロースはキリスト教と関係があるのか、そして、サンタクロースはどこの国(文化)のものなのか、ふと気になりました。フィンランドにサンタの村があるっていうし、トナカイにソリを引かせているので北欧? 名前の由来になっている聖ニコラスはドイツ? アメリカでは現在のサンタクロース像はコカコーラがイメージづけたと聞いた気がするけど本当のところは?? ということで、調べてみると、サンタクロースの元になったのは、聖ニコラス(これは英語読みで、ドイツ語ではニコラウス、イタリア語やフランス語ではニコラ、オランダ語だとニコラース)という聖人。アメリカの都市サンフランシスコの名前の由来になっている聖フランシスなど、キリスト教のカトリックや正教会ではキリスト教的にすごいことをした人は聖人になり、祈りの対象となります。(日本でいうと、菅原道真が天神様になったような感じでしょうか) このニコラスは3世紀頃、ローマ帝国時代のキリスト教の司教で、罪なく裁かれる人たちや困っている人を助けたり、多くの奇跡をおこなったらしく、無実の罪に苦しむ人の守護聖人、海運の守護聖人として敬われているそうです。海運国のオランダではシンタクラース(シント・ニコラース)と呼ばれ、古くからとても慕われています。 シンタクラース(聖ニコラス)が、困った子供を助けるために窓(または煙突)からお金を投げ入れてその子供を救ったという逸話が残っていることから、シンタクラースは子供にプレゼントを贈るようになります。シンタクロースは70歳から80歳くらいまで生きたらしく、白い髪と長い顎髭のおじいさんで、伝統的な司祭の白い服に赤いケープを羽織り、赤いミトラという司教冠をかぶっていて、白い馬に乗っている外見で表現されることが多いようです。(下の画像参照) シンタクラースの日である12月6日または前日の12月5日に、子供にはシンタクラースからのプレゼントが届きます。(アメリカやイギリスで子供にプレゼントが届く日が12月25日になったのは、宗教改革の頃プロテスタントが聖人を祝うのを禁じたため、贈り物を贈るのは聖人ではなくクリスマスの天使、プレゼントが届くのはキリストの誕生日と無理矢理変更したため。オランダなどでは今でもクリスマスでなく、12月5日にプレゼントが届くそうです) そして、オランダのこのシンタクラースが、海を渡ってアメリカにいきます。 スリナムのところで少しふれましたが、17世紀オランダは現在のニューヨークのマンハッタンを植民地化してニューアムステルダムと呼んでいました。この際に移住したオランダ人がシンタクラースの伝統をアメリカに持ち込み、その後ニューアムステルダムがイギリス領となり、シンタクラースが英語的に発音されたものがサンタクロース。そう、サンタクロースです。白い馬がトナカイになって、子供がプレゼントをもらう日はクリスマスになりましたが、白い長い顎髭のおじいさんが赤と白の衣装なところは一緒! 3世紀の司祭がオランダを経由して、こんな風にサンタクロースになるなんておもしろいですよね。 |
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子供の時から慣れ親しんでいるサンタクロースが、オランダの伝承に基づくものだったなんて、(そして、それをオランダで気づくなんて)びっくり!! クリスマスにサンタクロースが来るのが当たり前すぎてその意味も由来も気にしたことなかったけれど、疑問を持って調べてみると意外な歴史があるものだと気づいたオランダでのクリスマスでした。
ちなみに、オランダでは11月中旬過ぎの土曜日に、シンタクラースはスペインから船でやってくるそうで、アムステルダムでも船からやってきたシンタクラースがパレードを行ったみたいなのですが、今年は知らなかったので来年はぜひ見に行こうと思います。船でオランダに到着したシンタクラースは、学校や公共施設やモールなどで、大人にも子供にもお菓子などを配るらしいのですが、娘の学校にもやってきてお菓を配っていたと言っていました。シンタクラースの日のお祝いは、オランダのようにイブである12月5日に祝うところと、当日の12月6日に祝う国とあるようです。 |
クリスマスの季節には・・・ |
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オリボーレン(オイルボールの複数形)というお菓子で、オランダでは11月頃から、日本風にいうと屋台みたいなところで売られます。冬に食べるけど、特に大晦日に食べる習慣があるらしく、大晦日の前には行列になるそうです。沖縄のサーターアンダギーみたいなものかと思ったら、もっと柔らかくて穴の空いていないドーナツみたいな感じです。粉砂糖をかけて食べます。 | ![]() |
オランダでもシュトーレン(Stolen)をクリスマスの時期に食べます。オランダでは単数形のstol(シュトール)と呼ばれます。Feestはホリディという感じなので、ホリディのフルーツパンという意味ですね。 | ![]() |
ドイツのデュッセルドルフのクリスマスマーケットに行ってきました!街中がクリスマスでかわいかったです。毎年デザインの変わるマグのグリューワインやホットチョコレートは、ドイツからきたものだったんですね!
デュッセルドルフの様子は、インスタグラムをご覧ください! |
【あとがき】前回は、風車・自転車・災害とテーマを詰めすぎたため、最後の災害に関しては書き足りず不満の残る内容となってしまいました。反省して、これからは(PDF版の)毎月3ページで収まる内容にしようと思っています。 |
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